こんにちは。
今回はヘルパ製のアントノフ航空 An-225をご紹介します。
初めて見る方は「なんじゃこりゃ!」と思われるでしょう。
私も初めて見た時はそんなリアクションをしたので大丈夫です。
最初はコラ画像かな?と考えて調べてみたら本当に「An-225」という型式の飛行機が存在していました。
そんな何もかも桁違いな飛行機が1/400スケールでモデル化されています。
横から。
今まで当ブログでご紹介した飛行機モデルと比べても明らかに大きさが違うことが分かると思います。
ここまで引いて撮影するモデルは初めてです。
この飛行機について簡単にご紹介すると、実機は全長84m、全幅88mと「史上最長」、「史上最も重い飛行機」となっています。
愛称はウクライナ語で「夢」を意味する「ムリーヤ」です。
搭載できる貨物は最大250tで、その際の離陸重量は640tになるようです。
エンジンは「D-18T」を6発搭載しています。
こんなバカデカい鉄の塊が空を飛べるというのは本当に不思議なものです。
後ろから。
残念ながら実物は見たことが無く、ネットに載っている画像からの判断となってしまいますが造形は良くできていると思います。
塗装も所々つぶつぶが見られますが概ね良好です。
ド迫力のH字型の垂直尾翼です。
「ANTONOV AIRLINES」のロゴも綺麗に印刷されています。
片側7脚、両側で14脚の凄い数のメインギアです。
ギアの重量だけでかなり重そう・・・
レジ番は「UR-82060」です。
合計6発のエンジンです。
ブレードは抜けていませんが、造形で再現されています。
エンジン6発をぶら下げるのに主翼はどれほどの強度が要求されるのでしょうね。
すごい迫力です。
実物を見てみたい・・・
機体上部のこの2つのコブは何でしょう?
ご存じの方がいらっしゃれば教えて下さい。
機首の細かい印刷類は字が潰れることなく綺麗に仕上がっています。
重要な顔の造形は良く出来ているのではないでしょうか。
真正面から。
モデルであっても「史上最大」の風格を纏っています。
ノーズギアは2脚あり、これも他の飛行機では見ないレイアウトですね。
モデルの全幅は約22cmありました。
重さは約500gです。
こんなに重い1/400モデルは初めて手にしました。
全長は約21cmです。
1/400スケールモデル界隈においてももちろん最大です。
1/400でこのサイズなので、1/200で作ったら大変な大きさになりそうです。
最後は同スケールの飛行機と比べてみましょう。
B737-800と国産旅客機のYS-11を隣に並べてみました。
この2機種も決して小さい訳ではありませんが、もはや親子のような感じですね。
お次は最大同士で並べてみました。
「旅客機」最大のA380です。
機体構造の最後方を揃えて並べており、全長はムリーヤが勝っていますが迫力はA380も負けてはいません。
さすが旅客機最大の称号を持っているだけあります。
(余談ですが旅客機最長はB747-8です。そのモデルは以下URLからどうぞ↓)
最後は同じアントノフのAn-125 ルスラーンと一緒に。
ルスラーンも大きい貨物機ですが、ムリーヤを前にすると少し小さく見えますね・・・
いかがでしたでしょうか。
1/400スケールとなっても堂々たるサイズ、重さのムリーヤでした。
日本にも飛来実績があり、ハイチ地震の際は防衛省がチャーターしたこともあったようです。
その他にも大型貨物輸送、大量輸送を担う貨物機として世界を飛び回るムリーヤですが、ウクライナにおけるロシア空軍の空爆により損傷したとのことです。
今の状況が収まったら修復して再び飛行できるようにすることなので、それを期待したいですね。
モデルは数が少ないですが、今でも中古で購入は可能だと思います。
少しプレ値が付いて10000円以上で取引されているようですが、気になる方はぜひ手に入れてこの迫力を味わってみてはいかがでしょうか。
次回もよろしくお願いします。